Macにシールを貼る、ということについて
Macは美しい。
コンピュータとして使えるだけではない。それをもっているだけで、嬉しくなるし部屋に置いておくだけで映える。なぜ、こんな芸術的なコンピュータが評価されないのか。なぜ、世の中はWindows向けに出来てしまっているのか。
そしてそんな芸術品としての価値があるMacにシールを貼る人たちがいる。Macにシールを貼ってもいいのかという問題は、Macユーザーの大きな論争となっている。それがいつか戦争へと発展しかねない状況だといっても過言ではない。
俺はどちらかというと反対の立場をとっている。特に俺が解せないのは、貼っているシールは往々にして企業のロゴのものが多いということ。LINE、Facebook、Twitter、GitHub、クックパッド…エトセトラエトセトラ
なぜ、みんな企業のロゴシールを貼りたがるのか。その人には、そんなにたくさんのスポンサーがついているのか。そして、そのMacはスポンサーからの資金で購入しているのか。
企業のシール以外なら許される、という訳ではない。せっかくのMacをシールでベタベタにして、「これが俺のMacだぜ(ドヤァ」とかやっている人は、個性の主張の仕方を間違っていると思う。
だいたいAppleの気持ちを考えたことがあるのか。カリフォルニアでデザインされた、自分たちの芸術品をそんな風に勝手にデコレーションされるだなんて不本意に違いない。デコレーションする必要がないくらい洗練したデザインにしているに。Appleのデザイナーのジョナサンアイヴも怒り心頭だろに発していることだろう。
だからMacには何も貼らず、そのままを使うべきだと思う。
Appleもそう思っているはず。
…と思ったら、Appleがこんな動画をつくっていた。Macを利用しているアーティストを紹介する動画である。
お分かりいただけるだろうか。
この女性は、Macにビックリマンシールを貼っているのである。
なんということだ…
これは…
くそダセェ…
しかし、だ。こんなシールベタベタのMacを、Appleが公式に「こんな風にMacを活用してる人がいますよ」として広告をうっている。これはつまり、Appleは「Macにシールを悪とはしていない」という見解を示しているということか。
ええんか?
Macにシール貼っても、
ええのんか…?
そう思うと、Macにシールを貼って「これが俺のMacだぜ(ドヤァ」とやるのも悪くない気がしてきた。
考えがこの広告を見てひっくり返った。
やっちまうかな、俺…