いいニュースと悪いニュース
「いいニュースと悪いニュースがある。どちらから聞きたい?」
「OK、じゃぁ、まず悪いニュースから聞かせてくれ」
「それは、近い将来、おまえが死ぬかもしれないということだ」
「そいつは悪いニュースだな。俺はまだ死にたくはない。だがしかし、その理由については、もう一つのニュースを聞いてからにしよう」
「そうするかね。私としてもその方が気が楽だ」
「ちなみに、そのニュースというのは、本当にいいニュースなのかい?」
「あぁ、とってもいいニュースだ」
「私が命の危機にあることをひっくり返す位に?」
「もちろん。君がこれを聞いたら、涙を流して両手を上げることだろう。だから、早くこのニュースを私は伝えたくて仕方がない」
「そんなにいいニュースなのかい?」
「とてもいいニュースだ。」
「では、聞かせてもらおうかな、そのいいニュースを」
「あぁ。そのいいニュースとは…」
「いいニュースとは…?」
「私がお前を殺せるということだ」